会いに行ける「美仏」京都木津川古寺巡礼(京都)

基本情報

会いに行ける「美仏」京都木津川古寺巡礼

お茶の京都DMOによる京都府木津川市の古寺を巡るキャンペーンが今秋実施される。
木津川市は京都と奈良の県境に位置し、現在まで変わることなく残り続けてきた古刹が数多くある。
多くの文化財、仏像が数多く残っており、知る人ぞ知る美仏の宝庫でもある。
しかしその奥まった場所ゆえ、気軽に訪れるにはややハードルが高いという一面も。
今回のキャンペーンではジャンボタクシーを利用して気軽に各寺を巡る事ができるほか、ライトアップや特別公開など様々なイベントを実施。
秋が深まりゆく季節に美仏と向き合い、心穏やかなひと時を過ごしてみはいかがだろうか。

URL
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キャンペーン内容

ジャンボタクシーで古寺に行こう!

木津川市の各お寺をジャンボタクシー(ワゴン型の大型タクシー)で巡るツアー。
気軽に二ヶ寺を巡るコースから一日たっぷり五ヶ寺を巡るコースまで色々なタイプの全7コースがあり、希望にあったコースを選ぶことができる。
JR木津駅発着(古寺巡礼バス連絡コースは除く)、各お寺の滞在は約1時間で拝観料込、一日コースには昼食付と気軽に古寺巡りが楽しめる。
運行は10月と11月の土曜、日曜、祝日のみで事前に予約が必要。

運行期間
2024年10月5日(土)~11月30日(土)
土・日・祝日のみ運行(予約制/定員9名)
予約はこちらから

運行ルート
一日楽しむルート
■五ヶ寺を巡るコース
8,000円(拝観料・昼食付・税込)
9:00木津駅発…浄瑠璃寺…岩船寺…昼食11:40~12:40…海住山寺…神童寺…蟹満寺…16:50木津駅着
・昼食/肉バル Kizaki
税込1,540円内で好きなメニューを選択

■四ヶ寺を巡るコース
7,000円(拝観料・昼食付・税込)
10:00木津駅発…浄瑠璃寺…岩船寺…昼食12:40~13:40…海住山寺…神童寺…16:35木津駅着
・昼食/肉バル Kizaki
税込1,540円内で好きなメニューを選択

■三ヶ寺を巡るコース
6,000円(拝観料・昼食付・税込)
11:00木津駅発…浄瑠璃寺…昼食12:20~13:20…岩船寺…海住山寺…16:20木津駅着
・昼食/浄瑠璃寺門前 あ志び乃店
とろろそば又はとろろ定食いずれか好きな方を選択

お手軽ルート
■二ヶ寺を巡るコース①
3,000円(拝観料・税込)
13:00木津駅発…浄瑠璃寺…岩船寺…15:50木津駅着

■二ヶ寺を巡るコース②
3,000円(拝観料・税込)
13:30木津駅発…神童寺…蟹満寺…16:05木津駅着

■二ヶ寺を巡るコース③
3,000円(拝観料・税込)
9:00木津駅発…海住山寺…岩船寺…12:00木津駅着

■古寺巡礼バス連絡コース
3,500円(拝観料・「お茶の京都木津川古寺巡礼パス」付・税込)
10:00木津駅発…海住山寺…11:35岩船寺着
運行は岩船寺まで。そこから先は古寺巡礼パスでJR加茂駅または近鉄・JR奈良駅へのバスが利用可。
お茶の京都木津川古寺巡礼パス」はお茶の京都木津川古寺巡礼バス・木津川市コミュニティバスが一日乗り放題となる便利な乗車券。

岩船寺ライトアップ・海住山寺ライトアップ

11月に日程を分けて岩船寺と海住山寺の夜間ライトアップを実施。
いずれも開催日の17:30~19:30にJR木津駅から無料のシャトルバスが運行される。
またライトアップを楽しんだ後に地元の名店で美味しい料理をいただける美仏×美食ツアーも実施。移動にはジャンボタクシーを利用し少人数で快適な特別ツアー。

岩船寺ライトアップ 千紫万紅ー花浄土の和みー

関西花の寺二十五カ所のひとつであり、室町時代の三重塔や平安時代の阿弥陀如来坐像など国の重要文化財を有する岩船寺。
三重塔の朱が映えるライトアップにより、四隅の垂木を支える隅鬼も鮮やかに見ることができる。
また特別開扉により本堂の外から阿弥陀如来坐像(平安時代・重要文化財)を拝観可能。
花の寺ならではの「和」をテーマとした美しい花々の演出も見どころ。

実施日
2024年11月15日(金)~11月17日(日)
17:30〜20:30(最終入場20:00)

内容
・境内ライトアップ
・阿弥陀如来坐像の特別開扉
・美仏×美食ツアー(11月16日のみ)
入場料 1,500円(中学生以下無料)
電子チケット販売中

URL
【岩船寺ライトアップ】光が心に灯る夜。五感に響く、特別な時間をぜひお愉しみください。
ライトアップ2024 | 岩船寺

海住山寺ライトアップ

会いに行ける「美仏」京都木津川古寺巡礼 海住山寺ライトアップ

恭仁宮跡を眼下に望む海住山寺。
鎌倉時代から残る国宝五重塔を幻想的にライトアップ。現存の五重塔では法隆寺と海住山寺のみでしか見られない初層の裳階や、五重塔としては室生寺に次いで小さい凛とした姿の塔身が、光を纏い夜空に浮かび上がる幻想的な雰囲気を味わうことができる。
また本堂の特別拝観も併せて実施。本尊の十一面観音立像を拝観可能。
国重要文化財の十一面観音立像は個性的な顔立ちが印象的な平安時代の作。

実施日
2024年11月22日(金)~11月24日(日)
17:30〜20:30(最終入場20:00)

内容
・境内ライトアップ
・本堂の特別拝観
・美仏×美食ツアー(11月22日のみ)
入場料 1,500円(小学生以下無料)
電子チケット販売中

URL
【海住山寺ライトアップ】夜の静寂に灯る荘厳美。ぜひごゆっくり、ご堪能ください。
海住山寺公式ホームページ

各寺院紹介

浄瑠璃寺(じょうるりじ)

会いに行ける「美仏」京都木津川古寺巡礼

極楽浄土を表現した庭園は国の特別名勝に指定されており、宝池を中心に西に本堂・九体阿弥陀仏、東に三重塔・薬師如来を祀る平安時代の形を今に伝えている。
平安時代には京都を中心に九体の阿弥陀如来を祀るお堂が多く造られたと云われているが、現存しているのは浄瑠璃寺だけである。
池の東に佇む三重塔は平安時代末期に京都一条大宮から移築されたものとされ、本堂・九体阿弥陀如来像とともに国宝に指定されている。

主な仏像
九体阿弥陀如来像(国宝)
四天王像(国宝)
※多聞天は京博、広目天は東博に寄託
薬師如来坐像(三重塔/国重文)
吉祥天女像(国重文)

URL
浄瑠璃寺(じょうるりじ) – 木津川市
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岩船寺(がんせんじ)

会いに行ける「美仏」京都木津川古寺巡礼 岩船寺(がんせんじ)

寺の縁起では天平元年(729年)に聖武天皇の勅願で建立されたと伝えられ、本堂に安置されている阿弥陀如来坐像は高さ3メートルに迫る丈六の坐像。
平安時代に一本のケヤキから切り出された一木造りで重量感を感じるが、表情は柔和な印象で肉身の漆箔、衣の彩色も残っている。
花の寺としても知られ、四季折々の季節の花も見どころ。

主な仏像
阿弥陀如来坐像(国重文)
普賢菩薩騎象像(国重文)
四天王立像(府指定)
十二神将像

URL
公式ホームページ
岩船寺(がんせんじ) – 木津川市
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海住山寺(かいじゅうせんじ)

会いに行ける「美仏」京都木津川古寺巡礼 海住山寺(かいじゅうせんじ)

聖武天皇が平城宮から遷都した恭仁宮を眺める山中にあり、境内からはかつて泉川と呼ばれた木津川を展望することができる。
国宝五重塔は鎌倉時代に建立されたもので、初重には裳階(もこし)が設けられ、心柱が初重天井の上から立てられているのが特徴。
また本尊の十一面観音立像は平安時代のもので国の重要文化財に指定されている。

主な仏像
十一面観音菩薩立像(国重文)
十一面観音菩薩立像(奥ノ院)(国重文)
四天王立像(国重文)

URL
公式ホームページ
海住山寺(かいじゅうせんじ) – 木津川市
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神童寺(じんどうじ)

会いに行ける「美仏」京都木津川古寺巡礼 神童寺(じんどうじ)

聖徳太子の創建とされ、大観世音教寺と称していたが後に神童寺と改められた。
修験道の開祖である修業中の役行者の前に二人の神童が現れ、助力を得て蔵王権現像を刻んだという伝説が残る修験道の霊地。
本尊蔵王権現を祀る本堂は応永13年(1406年)に再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。
愛染明王坐像、不動明王立像など、収蔵庫には数多くの文化財が安置されている。

主な仏像
阿弥陀如来坐像(国重文)
愛染明王坐像(国重文)
不動明王立像(国重文)
毘沙門天立像(国重文)
日光菩薩立像(国重文)
月光菩薩立像(国重文)

URL
神童寺(じんどうじ) – 木津川市
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蟹満寺(かにまんじ)

会いに行ける「美仏」京都木津川古寺巡礼 蟹満寺(かにまんじ)

「今昔物語」に登場する「蟹の恩返し」の舞台。境内にはいたるところに蟹の紋様が配され、本堂では蟹の恩返しの説話を聞くことができる、まさに蟹の寺。
毎年4月18日の蟹供養放生会には全国から蟹に関わる事業者の方が訪れ、境内で沢蟹が放流される。
国宝に指定されている本尊の釈迦如来坐像は、奈良時代よりもさらに遡る白鳳時代の丈六の金銅仏。
険しい表情や流れるような衣文線が特徴的で、本堂でその威厳ある姿を間近で見ることができる。

主な仏像
釈迦如来坐像(国宝)

URL
蟹満寺(かにまんじ) – 木津川市
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